6月7日千代田区議会環境まちづくり委員会が開かれた。5月19日提出された「外神田1丁目計画の委員会集約の遵守を求める請願」の審議。千代田区は5月20日付広報千代田で、外神田1丁目計画を都市計画法17条の計画案縦覧へ踏み出すと告示した。 請願は外神田1丁目計画に疑義を持つ地権者などが行政の一方的な計画進行に歯止めをかけるため、改選前の3月3日の環境・まちづくり当別委員会で①公聴会で公述された意見を都市計画に反映させる②エリア内の区有施設に関する情報を区民と共有する③区は致死計画の決定権者であるので、事業の将来性を見通した対応が求められると集約し、執行当局に申し入れた。請願は、区に対して、早急に意見集約を計画案に盛り込み、議会に示すよう求めもの。 委員会では、請願の紹介議員である小枝議員に隊員から請願の趣旨、国的などが質問されたあと、執行機関から「外神田1丁目南部地区 公聴会で公述された内容の反映について」の文書が提出された。2月10日行われた公聴会後、担当部署がHPで公開した口述内容と区の見解をまとめた内容で、公述人が賛否こもごも述べた疑問や不安にこたえる内容にはなっていない。 再開発計画に対する行政の施政は、計画の実施を優先するため、事業協力者の収益を最大化する容積率の緩和や按分を受け入れ、区営施設のより良い経営環境を助ける手段の閉鎖や不合理な集約が行われようとしている。これまで議会でも繰り返し訴えられてきた区民のための市街地再開発という理念は、行政の暴走の前に打ち砕かれてしまうのか?
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