喫茶室

日本の歯医者で満足している?

歳は取りたくないもので、歯までもがガタガタ。かかりつけの歯医者で虫歯を指摘され、抜歯の可能性が出てきた。何故日本の歯医者は安易に抜きたがるのだろうか?これまでの海外経験で思い当たるのが、日本の歯医者は世界的に見てレベルが低いということだ。理由として、保険のきかない治療には設備投資を行わないし、技術も磨かない、それと日本の歯医者は何でも屋であって、専門性に欠ける点である。

驚くかもしれないが、タイの歯医者と比較すると日本の歯医者は全く彼らの足下にも及ばない。タイの歯医者は、専門医であることが大きい。一例を挙げると、虫歯治療の延長として神経をとる治療の場合、タイでは虫歯以外の歯に雑菌が移り二次感染を防ぐためにラバーダムというシートで他の歯をプロテクトするところから始まる。このラバーダムを使用せずに歯の治療をすると言うことは、「どぶ川に浸かりながら、治療をするに等しい」との理由による。さらに、顕微鏡を使って神経の通っている箇所を詳細に見分け、感染部分とそうでない部分を切り分ける。そうすることで、痛い部分を突かず、しかも感染部分だけを除去することが可能になる。また、感染部分の取り残しも起こらない。実際、痛くないようである。

なぜ、タイで出来て日本では出来ないか。前述の通り、①なんでも手がける歯医者、②保険治療にのみ注力する医療現場、ということになる。

タイ駐在の日本人は、日本に戻って歯の治療をしたいとは思わないだろう。技術だけではない。保険がきかないタイの歯医者であっても、日本よりかなり治療費が安い。インプラントであっても、約半額程度か。
タンザニアを食する
ケニアからプロペラ機でタンザニアへ。途中のキリマンジャロの雄姿、裾野はサバンナが広がりハイエナやチータが走り回り、いかにもアフリカの景色が広がる。上空から見るキリマンジャロは森林限界を超える標高のせいか、残雪と赤茶けた山肌。

旧首都のダルエスサラームへ到着(1996年以来首都はドドマ)。インド洋に相対した海岸線が美しい。海産物料理に期待が広がる。


タンザニアは、これまで紹介したアフリカ食は当然あるが、インドから出稼ぎにやってきてそのまま居着いた人たちが開いたインド料理屋、インド屋台、華僑が開いた中華料理、結構バラエティ豊か。イタリアンも洒落たレストランがある。
それでは、主食から。主食は、他の東南アフリカ同様トウモロコシ粉を練ったウガリ。
味も周辺国で食したものと同じ。しかし、現地の人間に問うと、食味が異なるのだろう。主張しない味なので、慣れるとお米と同じ感覚で常食としても違和感がなくなる。

副食は、ザンビア、ジンバブエ、マラウィなどとほぼ同じで、良く目にするのがオクラの煮物や青菜の炒め物。それにメインとしてチキンやビーフ、そして海縁のダルエスサラームでは魚が加わります。米も重要な主食になっており、タンザニアはアフリカ稲作振興共同体(CARD)の第一グループ国のひとつで、アフリカの稲作振興に貢献しているほど。

インド洋に面した海岸線は1400キロに及ぶため、海産物の期待も大きいが大陸棚が狭く漁獲量は期待に反して全漁獲量の10%程度。3つの国際湖、(ビクトリア湖、タンガニーカ湖、ニャサ湖) からの漁獲で88%を占めます。最も獲れるのがナイルパーチ。この魚は癖が無く蛋白な味で、どちらかと言うとスズキに似た味わいで、加工もしやすいため商品価値が高く高級輸出魚。余談だが、ビクトリア湖はケニア、ウガンダおよびタンザニアに面し、その面積は琵琶湖の100倍に及ぶ。

ダルエスサラームの漁港が滞在ホテルから徒歩の距離であったため、何度も散歩がてら魚市場を楽しんだ。鰯や鰺、シイラや鰹などが並んでいたが、最も心を引かれたのは貝殻で、つい幾つか購入。熱処理をしていないので貝の光沢は守られている。

全てを写真に残しているわけでは無いのでウェブで仕入れた画像が殆ど。
順番に、お米を使ったプレート、豆の煮込み、タンザニアサモサ、揚げバナナと牛肉、オクラの煮物、バナナスープ、インドカレー、麻婆トーフ、これらは全てダルエスサラームで食する事が出来ます。それに、屋台も楽しい。